最近、乾燥野菜作りに夢中になっています(笑)
以前はお米やパスタ以外の備蓄の食料と考えると缶詰やレトルト食品、ふりかけ、梅干し、鰹節などが中心でした。
しかしもともと野菜が大好きでよく食べていましたし、非常時の時でも缶詰やレトルトだけじゃ味気ないな~と何か物足りなさをずっと持っていました。
色々なお店で物色していて見つけたのが「瓶詰めのピクルス」や「人参サラダ」でした。その時「あ~これで何かあった時でも野菜が食べられる~」とけっこうホッとした気分になったのです。
他にも種類はあります^^
そのお店で再度購入しようと来店しまたまた物色をしていたらみつけたのが「乾燥野菜」だったのです。ごぼうと大根の葉っぱだったかな~。
もちろん購入!
ただどうしても種類が限られていたため、「自分で作れるかも?」と思い立ち、さまざまな野菜を試して乾燥させてみました(主にフードドライヤーを使用しています)。
思ったより簡単にできるので、「これを備蓄しておけば災害時でも野菜が食べられる!」と気づいてからは、ローリングストックを心掛けているわけです。
この「乾燥野菜」って災害時などの非常食にもおすすめなのですがストックしておくと普段のお料理にも便利です。
その理由をメリット・デメリットとともに本文に詳しく書いていますのでよろしければ読んでください。
乾燥野菜にするメリットとは?
野菜や果物はそのままでも栄養価が高いですが、乾燥野菜にすることで以下のようなメリットがあります。さらに災害時にも野菜があるのは心強いです。
味・栄養が凝縮される
天日干しなどで乾燥させると、味や栄養がぎゅ~っと凝縮されて、とっても濃厚な味になるんです。野菜の味がしっかりします。新しい栄養素が生成されることもあるんです。
旨味の向上
乾燥により栄養素も凝縮されて、素材本来の旨味が増します。
長期保存が可能になる
乾燥野菜にすることで、生の状態よりも長期間保存が可能になります。これは特に梅雨時や夏場の野菜がいたみやすい時期に助かります。随分と野菜を無駄にしなくなりました!
乾燥野菜を利用するメリット
乾燥野菜は、手軽に調理できて栄養価が高いことが特徴。スープなどに加えると旨味が増しますし、調味料の使用量を減らせます。野菜から出しがでる感じなのです。それに、歯ごたえがあるので結果良く噛むことになります。特に非常時には乾燥野菜を備蓄しておくと食事のバリエーションが増えます。日常的にストックしておくと便利です。
調理する際に感じることとしては
短時間で調理が可能
味が染み込みやすい
煮崩れしにくい
といったことがあるので忙しい時や非常時に重宝します。
乾燥野菜にした際のデメリットは?
乾燥野菜には多くの利点がありますが、デメリットもあります。
食感の変化
乾燥により水分が抜け、戻しても元の食感には戻らないです。ちょっと硬めの食感になりますが、その分旨味は濃縮。ある意味嫌でも良く噛んで食べる様になります。食べ過ぎの防止には良いかもしれませんね。
風味の変化
椎茸など一部の野菜は風味が増すと言われますが、水分が多い野菜は風味が変わることがあります。キャベツやキュウリも乾燥させてみたのですがやはり食感は生のものとは違う。美味しいけれど食感はちょっと残念なところです。
ただこれも工夫すれば多少違ってくると思っています。以前キャベツをざく切りで乾燥させたのですがこの前ふと千切りで乾燥させたらどうだろう?と考えやってみたところ全くではないですが食感の違和感は減った。
これは今後の課題としてさらに研究いたします。
水溶性ビタミンの減少
乾燥により水溶性のビタミンCや一部ビタミンB群が減少します。乾燥させると体積は減りますが、カロリーは変わらないため、摂取量には注意が必要です。
自家製乾燥野菜の作り方
乾燥野菜を作る方法はいくつかあります。3つの方法を紹介しますね。
天日干し
野菜を洗い、お好みの大きさに切った後、水分を拭き取って風通しの良い場所で、通気性の良いザルや網に広げ、2~3日ほど干します。乾燥具合を確認しながら、しっかり乾燥させてください。野菜の種類や環境によって乾燥の度合いは変わるので、あくまでも日数は目安にしてくださいね。
日光が当たる時間は外に出しておいて夕方になったら家の中に。を繰り返して乾燥させてください。秋から冬の空気が乾燥している時期におすすめの方法です。
電子レンジ
湿度が高い時期には、電子レンジもおすすめです。水分を拭き取った野菜をキッチンペーパーの上に並べ、500Wで1~1.5分加熱します。庫内でしばらく放置して水分を飛ばし、必要に応じて加熱を繰り返します。下に敷いているキッチンペーパーが湿ったら途中で取り換えてくださいね。
フードドライヤー
フードドライヤーを使えば、季節や天候に関係なく乾燥野菜を作れます。電子レンジに比べると時間はかかりますが、湿度の高い時期にも適しています。乾燥をしっかり行いたい場合は、最後に温度を上げて水分を飛ばすと、カラッとした仕上がりになります。野菜の種類にもよりますが、6~12時間でほとんどのものが仕上がります。私は主にフードドライヤーを使用しています。
乾燥野菜の保存期間
自家製乾燥野菜の場合
自宅で作った乾燥野菜は、密閉容器や瓶、アルミの袋などに乾燥剤を入れて、風通しの良い冷暗所か冷蔵庫で保管し、1か月以内に使い切るのがおすすめです。ただし、野菜の種類や保存環境によって保存期間は変わります。特に自家製のものはしっかり乾燥させたつもりでも完全に乾燥しきれていない場合もあるため、定期的に状態を確認し、できるだけ早めに使い切ってくださいね。(私も失敗したことがあります!)
料理に使う際、生で食べる場合は衛生面を考慮し、必ず熱湯にしばらく浸してからしっかりと水洗いすることをおすすめします。火を入れて調理するものなら水やぬるま湯でも戻すことができます。
自家製の乾燥野菜は市販のものに比べて賞味期限は短めです。乾燥の過程だったり保存の方法などによって保存期間は大きく変わるので小まめに色や香りなどをチェックして
市販品の場合
市販の乾燥野菜は、パッケージに記載されている期限内に消費し、冷暗所や冷蔵庫での保管が適しています。
市販品も探せばけっこう種類ありました~!
(関係ないものも入っていますが乾物仲間♪)
どんな野菜が乾燥野菜に出来る?
けっこう色々な野菜が乾燥野菜にできるようで私が今までに乾燥させたものは
きのこ類(しいたけ、しめじ)
ナス
パプリカ、ピーマン
長ネギ
玉ねぎ
大葉
人参
かぼちゃ
プチトマト
キュウリ
ズッキーニ
フードドライヤーにのせて乾燥⇩
出来上がり状態⇩
微妙だったものは以下です(しっかり乾燥が出来ていなかった)
キャベツ(細切りにしたらいい感じでした)
トマト(出来たものもあるし上手く行かなかったものも)
春菊(色が変色してしまいました!)
乾燥野菜の使い方
乾燥野菜を使う際は、まず熱湯や水で戻してから使用します。後で加熱する料理なら水で戻しても問題ありませんが、生で食べる場合は衛生面を考慮して必ず熱湯で戻して殺菌することをおすすめします。お好みの柔らかさになるまで浸してから、さまざまな料理に使うことができます。いくつかの例を挙げます。
炊き込みご飯
戻した乾燥野菜と鶏肉を加えると、風味豊かな炊き込みご飯が簡単に作れます。
乾燥野菜と缶詰の焼き鳥たれ味で炊いた非常食ご飯の試作。
サラダ
乾燥人参を使ったマリネ風サラダや、ポテトサラダにも
ちょっと見えづらいですがアルミのカップに入ったものです。
スープ
野菜が足りない時やレトルトスープや味噌汁にでも乾燥野菜を加えるだけで、栄養価がアップし、彩りも良くなります。
かき揚げ
ごぼうと人参、缶詰のツナコーンを使って非常食料理の試作をしましたが、とても美味しくできました! サクッと揚がってくれました~。
他にもドライトマトのオイル付け⇩
備蓄食料にもおすすめ!~乾燥野菜~自宅でも簡単に作れる乾燥野菜のメリット・デメリットまとめ
今回は乾燥野菜の魅力をお伝えしたく記事を書きました!写真とるのが下手なので今後の課題です(泣)なにやら課題も多いですがめげずに備蓄に励みレシピを考えていきます。もうすぐ秋もやってきますし乾燥した季節になったら是非一度乾燥野菜つくり試してみてくださいね!